2021/09/23
こちらは、一体物の戸当たりに対し、工作機械を上手く活用し機械加工を施した事例になります。
お客様から、長さ12mの水門の戸当たり製作のご依頼がございました。
一体物であったため、一般的なマシニングセンタでは機械加工が不可能でした。
そこで、幅3,500mm×奥行8,000mm×高さ2,200mmという巨大な門型マシニングセンタを保有する当社に対し、 どうにかならないかということでご依頼いただきました。
そこでヤマウラでは、工作機械の使用法を工夫してこの問題に対応いたしました。
前述の通り、当社が保有する門型マシニングセンタは奥行8,000mmが最大許容サイズになります。 しかし、ワークが門型マシニングセンタの許容サイズを超えていても、長手方向であれば繋ぎ加工が可能です。
そのため、当社ではテーブルに載せたワークを移動させながら加工を行うことでお客様のご要望を実現いたしました。 その際、光学測量機器のレベルおよびトランシットで適宜計測しながら加工を進めたため、無理なく許容誤差に収めることができました。
門型マシニングセンタを上手く活用することで、本来であれば困難な12m級の一体物の戸当たりに対する機械加工を実現しました。
ヤマウラは、こうした難易度の高い機械加工についても工作機械および測量・測定機器を工夫して用いることで、幅広い機械加工に対応できるということを得意としております。当社には高い技術力と熟練の技術者、そして高機能の門型マシニングセンタが複数台ございます。形状や寸法により一見不可能に思える加工であっても、知恵を出し工夫を凝らすことで、お客様のご要望に沿った製品を提供いたします。
機械加工でお困りの方は、製缶加工・装置受託センター.comまでぜひご相談ください。
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