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インフラ用巻き上げワイヤードラム【ヤマウラの強みとは?】|技術コラム

2024/11/21

大型巻き上げワイヤードラム(巻上機)|製缶加工・装置受託センター.com

ワイヤーロープを使って製品・部品を巻き上げる巻き上げワイヤードラム。その用途は多岐に渡りますが、中でもインフラ業界では重要な役割を担っています。

本記事では、インフラ業界における巻き上げワイヤードラムについて解説いたします!

目次

・巻き上げワイヤードラムとは?用途と業界
・選定における重要な2つのポイントとは?
・ヤマウラの巻き上げワイヤードラム・巻上機の特徴!
・巻き上げワイヤードラムの製品事例
・巻き上げワイヤードラムのことなら、ヤマウラまで!

巻き上げワイヤードラムとは?用途と業界

ワイヤードラムとは、ワイヤ―ロープを巻きつけるためのロール形状の機械装置です。

巻き上げ(巻き取り)ワイヤードラム、あるいはウインチドラム、単にドラムと呼ばれることもあります。特に何かを吊り上げる場合は、巻き上げワイヤードラムと言われることが多いです。

ワイヤードラムは、一般的に自動車の牽引ワイヤーやクレーンの吊り上げワイヤーなどに使用されることが多い製品になります。

その他いわゆるインフラ業界では、ダム・河川の水門や除塵機の一部品として利用されています。

したがって、一般的なワイヤードラムに比べ重量物を巻き上げることになるため、より高い強度が求められます。

巻き上げワイヤードラム 2つの選定ポイントとは?

 ワイヤードラムを選定するポイントはいくつかありますが、その中でも特に重要な2つのポイントについてご紹介します。

ポイント① 乱巻きの原因と対策 巻き上げワイヤードラムで起こりやすい「乱巻き」とは?


 乱巻きとは、その名の通りワイヤーロープが絡まり、乱雑に巻き取られてしまうことを指します。この乱巻きが起こると、ワイヤードラムあるいはロープ自体に傷がついたり、断線してしまったりということもあります。最悪の場合、巻き上げていた対象が落下し、重大な事故につながる危険性も孕んでいます。

 まず乱巻きの原因ですが、ワイヤーロープの劣化やたるみ、ドラムの溝の劣化など様々です。しかし、製作段階で溝加工を十分に行うことでワイヤーロープがその溝に沿って巻き取られるため、乱巻きが起こりにくくなります。もちろん、ワイヤーロープの定期メンテナンスやロープガイドの利用も重要です。

ポイント② 荷重と強度 メーカー注文の前に要チェック!


 次に、荷重と強度の問題です。

 前述の通り、インフラ業界では水門や川床の土砂など重量物を巻き上げる目的でワイヤードラムが用いられます。巻き上げる対象の荷重や場所・環境により、要求強度が異なるというのがポイントです。その他、ワイヤードラムを設置する予定の現地にどれくらいのスペースがあるか、言い換えるとワイヤードラムの最大許容サイズはどれくらいかといった点も考慮する必要があります。

 こうした様々な要素を計算して初めてワイヤードラムの溝数も決定されます。したがって、ワイヤードラムの設計は概して難しいと言わざるを得ません。発注する前に、製品仕様を一度メーカーに相談されることを強くおすすめします。

ヤマウラだから製作できる大型巻き上げワイヤードラム

 長野県駒ケ根を拠点とする製缶加工メーカーのヤマウラは、水門や除塵機などで使用される大型の巻き上げワイヤードラムの設計・製作を得意としております。

主にヤマウラの特徴は3つございます!

①大径(最大Φ2,000×H1,000) 、長尺(Φ650×L6,000)のどちらも対応可能!


ターニングセンタの特徴とターニング加工におけるポイント|製缶加工・装置受託センター.com

「大型製缶加工・装置受託センター.com」では、①丸棒からの機械加工②丸パイプからの機械加工③ロール曲げによる製缶加工という、3種類の方法で巻き上げワイヤードラムを製造しています。 丸棒からの製造の場合は約Φ250まで、丸パイプからの機械加工の場合は約Φ700まで、さらに大きなサイズの巻き上げワイヤードラムの製造を行う場合は、ロール曲げからの溶接後に溝加工を行って製造を行います。

設計提案から製作、現場での据え付けまで一貫対応!!


大型架台/フレーム 製造サービス|製缶加工・装置受託センター.com

 当社ヤマウラには、豊富な設計・提案実績をもつエンジニアや有資格技術者が多数在籍しており、設計提案はもちろん巻き上げワイヤードラムの現場での据え付けまで一貫対応が可能です。

 事前に、巻き上げワイヤードラムを実際に設置する場所での現場調査を3Dスキャンで行い、設計提案を行います。そのうえで、巻き上げワイヤードラムに必要な荷重や強度、径、巻き上げ長さ、そして溝数を決定し、最適な仕様で製作を進めます。

 丸棒からの機械加工、丸パイプからの機械加工、ロール曲げによる製缶加工という3つの加工法の中から、最適な加工法を提案いたしますので、詳細については一度ご相談ください。

③ワイヤードラムの巻き上げ荷重や強度の計算も含めた、設計段階からお任せ!


ワイヤードラムの巻き上げ荷重や強度の計算も含めた、設計段階からお任せ

当社の巻き上げワイヤードラムの製造に関する大きな特徴としては、他社ではなかなかできない荷重や強度、仕様スペックに基づいた設計にも対応しているという点です。巻き上げワイヤードラムは、どのような用途で使用するか、何をどれくらい巻き上げるかによって、ワイヤードラムの径や長さ、必要な溝数も決まります。当社は、このような巻き上げワイヤードラムに必要な溝数や径、巻き上げ長さはもちろんのことですが、巻き上げ荷重や強度といった計算も含めた設計にも対応しております

巻き上げワイヤードラムの製品事例

 続いて、実際に当社が製作した巻き上げワイヤードラムの製品事例をご紹介いたします。

①水門開閉装置用 巻き上げワイヤードラム

こちらは、河川の放水路に取り付ける水門の開閉装置用巻き上げワイヤードラムです。

本製品の加工動画(YouTube)もございますので、どのように製造されているか、ぜひご覧ください!(約2分30秒)

>>詳しくはこちら!

②大型巻き上げワイヤードラム(巻上機)

巻き上げワイヤードラム

こちらは、当社が製作した巻き上げワイヤードラムになります。

>>詳しくはこちら!

③1モーター2ドラム式 巻き上げワイヤードラム

こちらは、1モーター2ドラム式の巻き上げワイヤードラムになります。

開閉荷重は420kN、モーター出力は3.7kWで、ドラム径はΦ710です。流水を遮断できるようにするため、既存の水門の扉体重量13.5tに加え、ウエイト8.1tを付加しています。。

>>詳しくはこちら!

巻き上げワイヤードラムのことなら、ヤマウラまで!

 ヤマウラは、巻き上げワイヤードラムだけでなく、水門・ゲートや除塵機についても豊富な実績がございます。

 巻き上げワイヤードラムの設計・製作にお困りの方は、インフラ技術ナビ.comを運営するヤマウラエンジニアリング事業部までお問い合わせください!

>>お問い合わせはこちら

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