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架台とは?機械・装置・設備架台の違いと用途を解説

2025/03/28

本コラムでは、大型架台を製造する製缶加工・装置受託センター.comが、機械・装置・設備の3つの架台の違いと用途を解説いたします。

架台とは?

架台とは、設備機器などを設置する架構(かこう)です。架構とは柱と梁で成り立っている構造のことをいいます。架台には、高強度、安全性、野外での耐食性・耐候性等の機能面が必要不可欠となります。

架台の加工におけるポイントについては下記の記事で詳しく書いておりますのでご参照ください。

架台の種類の違い(機械・装置・設備架台)

機械架台


用途:

機械架台は、工作機械、プレス機械、コンプレッサーなど、重量があり、運転時に振動や衝撃を伴う機械を設置するために使用されます。これらの機械は、高い精度での作業が求められることが多く、安定した設置が不可欠です。機械架台は、機械の性能を最大限に引き出し、安全な作業環境を確保するために重要な役割を果たします。

特徴:

機械架台は、高い強度と剛性を備えていることが特徴です。重量のある機械をしっかりと支え、運転時の振動を吸収することで、機械の安定性を確保します。材質としては、鋳鉄やコンクリート、厚い鋼材などが用いられ、機械の設置面は平滑に加工されています。また、機械の正確な位置決めや固定を可能にするための構造が採用されています。

②装置架台


用途:

装置架台は、制御盤、分電盤、サーバーラック、実験装置など、比較的小型で精密な装置を設置するために使用されます。これらの装置は、正確な動作や安定した性能が求められることが多く、設置場所の有効活用やメンテナンスの容易さも重要です。装置架台は、装置の機能性を最大限に発揮させるために、最適な設置環境を提供します。

特徴:

装置架台は、機械架台ほどの強度や剛性は必要としないものの、装置の重量や形状に合わせて設計されます。材質としては、鋼材やアルミ材などが用いられ、軽量で加工しやすいことが特徴です。装置の配線や配管を考慮し、ケーブルを通す穴や配管スペースが設けられているものもあります。また、装置の設置スペースを有効活用するための工夫や、メンテナンス性を向上させるための構造が採用されています。

③設備架台


用途:

設備架台は、空調機器、給排水設備、配管、ダクトなど、建物に付随する設備を設置するために使用されます。これらの設備は、建物の機能性を維持するために不可欠であり、安全な設置と長期的な安定性が求められます。設備架台は、設備の性能を最大限に発揮させ、建物の構造体を保護するために重要な役割を果たします。

特徴:

設備架台は、建物の構造体に合わせて設計され、耐震性や耐風性が考慮されます。屋外に設置される場合は、耐候性や防錆性が高い材質が使用されます。設備のメンテナンス性を考慮し、点検や修理が容易な構造になっていることも特徴です。材質としては、鋼材やステンレス材、アルミ材などが用いられ、設備の重量や設置環境に合わせて最適なものが選択されます。

大型装置架台の製造事例のご紹介


続いて、実際に当社が製造した架台の製品事例をご紹介いたします。

自動車部品生産設備 大型架台


こちらは、自動車部品生産設備架台です。自動車大型部品の試験に使用する回転架台になります。

今回の依頼では、設計~製缶機械加工~塗装~組立試運転検査まで行いました。製缶後、大型5面加工機で機械加工して精度を確保しています。その後、塗装を行い、社内組立ヤードで組立試運転検査を行いました。

>>>事例の詳細はこちら

液晶関連検査装置用 大型架台


大型架台の製造における3つのポイントと製造工程|製缶加工・装置受託センター.com

こちらは、検査用メインフレームです。

重量は約15tあり、製造にはこの荷重以上の性能をもつ大型クレーンが必須となります。当社は、20tクレーンまで保有しておりますので、製造が可能となりました。

また、溶接量(箇所)が多く、水平度の要求度が高かったため、大型溶接定盤(2.5×6m)に抑え込み、歪みが最小限になるよう精度の高い溶接を行いました。

>>事例の詳細はこちら

大型装置架台/大型装置フレームの特注製造なら、当社にお任せください


当社では、長野県下でもトップクラスの溶接技術者による、確かで高度な技術力と総合力により、インフラに欠かせない高速道路や高架橋の建設時に使用される鋼製橋梁、橋梁用合成床版の製造・塗装・組立まで一貫対応を行っております。

そして、クレーン、大型5面加工機、門型マシニングセンタなど県内トップクラスの大型設備を保有する当社だからこそ、お客様のご要望にお答えし、最適な設計を提案することができます。

大型装置架台/大型装置フレームの製造をご検討の方は、製缶加工・装置受託センター.comを運営するヤマウラエンジニアリング事業部までお問い合わせください!

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