2021/09/24
こちらは、突起形状がついていて旋盤加工では加工困難なロープシーブに対し、門型マシニングセンタに工夫を凝らすことで加工を実現した技術提案事例です。
お客様からは、ロープシーブの製造のご依頼をいただきました。ロープがR溝部分に巻かれて使用されます。 しかしこのロープシーブには、一部に突起形状がついていました。
この突起形状の箇所が邪魔となり、旋盤加工をすることはできませんでした。 お客様も様々な会社にご相談していたとのことですが、どこからもお断りされ、最終的にヤマウラにご相談いただくことになりました。
そこでヤマウラでは、このローブシーブの加工を旋盤加工から門型マシニングセンタによる加工に工法転換することをご提案いたしました。
旋盤では加工できない溝加工で、通常では門型マシニングセンタでも横からの溝加工を行うことは困難となります。しかし当社では、門型マシニングセンタに横向きの刃物を付けて、横側からのR溝加工を実現いたしました。
またこちらの加工には、CAMを使用することはできませんでしたので、形状をもとにプログラムを計算して自作いたしました。
今回の案件は非常に頭を悩ました加工でしたが、門型マシニングセンタでの加工方法を工夫することにより、無事にロープシーブの溝加工をすることができました。
ヤマウラでは、お客様のご要望に合わせて、こうした加工方法の工夫や工法転換を多数提案してきた実績がございます。製缶加工・機械加工を行うあらゆる機械設備を保有しているとともに、実績に裏付けられた高い技術力を持っております。したがって、他社では到底実現できない加工であっても、当社なら加工可能となる場合がございます。
他社でお断りされたような難易度が高い製缶加工や機械加工を何とか実現したいという方は、まずは製缶加工・装置受託センター.comまでご相談ください。
「高品質」「顧客満足度の向上」をモットーとして、さまざまなサービスを展開しています。