2021/09/24
こちらは、製缶加工では要求精度を満たすことができなかったために、機械加工を行った事例になります。
今回お客様からご依頼いただいた製品は、長さ30mクラスの水門の戸当たりです。
これほど長尺のものになりますと、通常3~4分割で製作し、後工程で接続するという流れになります。 しかし、各々の部品の平面度および穴位置のズレを、製缶加工の精度のみで許容値に収めることは非常に困難です。
そこでヤマウラでは、部品間の接続部の面引き・穴開けを行い、機械加工による精度向上を提案いたしました。
これにより、製缶加工だけでは不可能な高い精度を実現することができました。図のように機械加工を行い、平面度および穴位置(ピッチ)の誤差を許容範囲内に収めました。 当社では、これらの加工をすべて社内で行いました。
機械加工を用いることで製缶加工では出せない高精度の加工を実現しました。
より高い精度を出すためには機械加工を施すというは一般的ですが、そのためには別の機械加工メーカーに外注するケースが少なくありません。特に、大型製品・重量品・長尺物となると、製缶加工および機械加工の一貫対応を行っているメーカーはほとんどありません。したがって、外注費および横持輸送費の分がコストを圧迫してしまいます。 しかし当社ヤマウラは、大型ワークに対する製缶加工・機械加工の一貫製造について長年の実績がございます。工作機械・工具の活用や加工方法の提案など創意工夫を凝らし、多くのお客様にご支持いただいております。
製缶加工・機械加工にお困りの方は、製缶加工・装置受託センター.comまでぜひご相談ください。
「高品質」「顧客満足度の向上」をモットーとして、さまざまなサービスを展開しています。