2021/09/24
こちらは、作業者2名で対応していた膜厚検査を、自動音声入力ソフトを導入し作業者1名で対応することでコスト削減を実現した技術提案事例です。
お客様から、大型塗装製品の製造依頼をいただきました。
この製品では膜厚検査をする必要があったのですが、その膜厚検査では測定ポイントが非常に多くなっていました。そのため、最低2名1組で測定を行っており、1名が測定、1名が数値を記入という分担をしていました。
しかし作業者2名分のコストがかかってしまうため、また2名の膜厚測定ということもあり多大な労力がかかっていました。
そこでヤマウラでは、音声入力ソフトにより、膜厚測定を1名で対応することにしました。
この音声入力ソフトは、測定作業者が読み上げた膜厚数値を自動入力することができます。そのため、膜厚測定に必要なのは膜厚計で実際に測定する作業者1名のみ、ということになりました。
自動音声入力ソフト(Amivoice)を導入した結果、スムーズな膜厚測定が実施できるようになり、リードタイム短縮につながりました。また作業員が1名で対応可能となったため、コストダウンにも寄与することができました。
ヤマウラでは、インフラ関係の設備から各種設備の製造において、塗装も含めた製缶加工品の製造依頼を多くいただきます。そして塗装チェックとして膜厚測定も一緒にご依頼いただくことが多くなっています。当社では、このように自動音声入力ソフトなど、最新の設備を導入することで、お客様により短納期でよりコストを抑えた製缶加工品のご提供ができるように、日々細かな改善に取り組んでいます。
塗装も含めた製缶加工品の製造にお悩みの方は、製缶加工・装置受託センター.comまでご相談ください。
「高品質」「顧客満足度の向上」をモットーとして、さまざまなサービスを展開しています。